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いつもランラン

森友問題、再調査を No.342

 森友学園問題。あれから随分時間が立ってしまったが、その真相はいまだ闇の中だ。
 そこに一石を投じる判決が1月30日に出た。それが大阪高裁の「森友学園めぐる文書の不開示の決定取り消し」だ。これは、公文書改ざんを強いられ自死した赤木俊夫さんの妻雅子さんが、国を相手に情報の不開示決定取り消しを求めた訴訟。2月6日に国は上告を断念し、財務省は4月から順次開示を始めている。
 開示される関連資料は膨大な量となる。これらをすべて読み解き、真相に迫るには相当な時間が必要だろう。だが、なぜ事件が起こったのか、なぜ文書の改ざんを赤木さんに強いねばならなかったのか。ぜひとも解明してほしい。
 安倍元総理が「私や妻が関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と発言したあと、公文書の改ざんが始まった。改ざんを指示した人、改ざんを強いられた人、そして嘘をつき続けた人…。その影響は計り知れない。
 6月に開示された資料の中に「赤木ファイル」が含まれていたという。雅子さんはこれを読み、亡き夫の人生をたどっているのだろう。
 森友学園問題はまだ終わっていない。再調査を求めなければ。 (ぴ)


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