大阪日本民芸館で「菓子木型の世界」展
 

 大阪日本民芸館では、春季特別展として「菓子木型の世界―美をかたどる―」を開いている。
 梅や菊などの季節の花々や鶴亀、鯛といった吉祥文様まで。和菓子を作る際に用いられる「菓子木型」に彫られた意匠は実に多彩だ。これらを作った木型職人はできあがりをイメージしながら完成物とは反転した図柄を彫り上げるという。
 この特別展では、菓子木型約220点を中心に膳や盆、箪笥(たんす)などの木漆工品を展示し、職人の緻密な手仕事が生み出した造形美を見る。

 
期間 7月17日(月・祝)まで
会場 大阪日本民芸館(大阪モノレール「万博記念公園」駅下車徒歩15分、万博公園内)
開館時間 午前10時〜午後5時(入館は4時半まで)
休館日 水曜日、ただし5月3日は開館
観覧料 一般700円、高・大学生450円、小・中学生100円
問い合わせ TEL06(6877)1971