ヒューライツ大阪が主催するシリーズ「映像から広がる世界―人をたいせつに」の第2回は、「あってはならない労働者の使い潰(つぶ)し―土屋トカチ監督とみる『アリ地獄天国』」だ。
トークに土屋トカチ監督が登場し、ナビゲータは元NHKカメラマンの小山帥人さんが務める。
CMでおなじみのアリさんマークの引越社は、社員たちに荷物や車両事故の弁償をさせている。そのため社員たちは長時間労働に追い込こまれ、疲労からさらに事故を起こすという「アリ地獄」状態に陥っている。
社員の西村さん(仮名)は、このひどい労務管理を改善しようと立ち上がったものの、会社からさまざまな嫌がらせと妨害を受けている。そんな西村さんの姿を土屋監督のカメラが追い続け、映像作品とした。
会場では、完成間近の「アリ地獄天国(仮)」のパイロット版を土屋監督と一緒に鑑賞。労働者の使い潰しの実態について考える。 |